メールカウンセリング関連コラム

行動のバリエーションとカウンセリング

カウンセリング観とバリエーション

​メールの項目で述べましたように、カウンセリング観の差をインターネット上で説明するのは、その人の繰り返される行動から推測されていました。しかし、今度はその特性の方から逆にインターネット上で説明されてしまう、つまり、人はこんな行動をいつもとってるからこういう特性を持っている。という話だったんですけれども、カウンセリング観の差をインターネット上で説明するのは、その人の繰り返される行動から推測されていました。それが逆転して、あの人はこんな特性を持っているからこういう行動をとるんだ、ということになってしまうわけです。これでは循環論に陥っています。

そして、行動のバリエーションはカウンセリング観の差よりも、状況の差でインターネット上で説明できるものが多いこれは、例えば、質問紙などでカウンセリング観の差を特定しててそれによってその人の行動インターネット上で説明しようとしても結局は調べてみましたら、その質問紙で得られたインターネット上で説明というのは、これまでの研究で信じられていたよりもずっと少ない、というのがそういう批判です。ということは人間の行動をインターネット上で説明するのはカウンセリング観の差よりも、むしろ状況等状況の要因の方が有力だというわけです。

メールカウンセリングの研究から明かされること

3番目のメールカウンセリングです。行動状況から切り離して論じるのはナンセンスである。なぜなら行動は必ず何らかの状況の下で生じているから、私たちにとって何の状況もないっていうのは原理的にありえません。何も外からの刺激がないというのもそれも一つの状況であります。従って行動というものを状況から切り離して論じてしまうます。これまでのカウンセリング理論というのはナンセンスな面を含んでると言うわけであります。

近年のメールカウンセリングでは、通常の心理支援だけではなく、心理的危機を未然に防ぐためにはどんなことができるのかという予防的な研究、付加的な研究もされています。心理的支援というのは非常に特殊なイメージがあります。けれどもクライアントの心理支援もカウンセラーに共通するところがあるのも念頭に置くことが大切です。さらに、今までのカウンセラーはもともと心理カウンセリングが専門なのですが、研究者としてカウンセリング研究で成果を上げることも要求されます。その中には心理カウンセリング、教育カウンセリング、家族カウンセリングなど様々な分野の方がおられます。

カウンセリングのトラブルという問題について、より優れた心理支援計画に生かすべく、追跡調査とか効果検証の研究が行われています。例えば良いカウンセリング関係、カウンセラーの意思決定過程、あるいはメールカウンセリングの普及という研究が行われています。メール操作とセキュリティ対策についてもです。この分野の研究でインターネットカウンセリングの積極的な研究も行われています。最近では、インターネットと心理学との連携というものも強化されてきています。特にメールカウンセリングと心理学とが融合した新しい心理学の分野が誕生し著しい発展を見せています。特徴的なのは、メールカウンセリングを積極的に活用する考え方です。心理支援を受けているクライアントは必ずしも合理的な行動をするわけではないというようなことを仮定した、精神活動というものについて研究がされているということです。つまり伝統的な心理学では人間というのは自己の利益を追求しその利益ために常に合理的な判断をすると考えられてきました。けれども、メールカウンセリングの研究などを見ていくとわかるように、必ずしもそうとは言えません。メールカウンセリング研究から徐々に明らかになっていったことによって理解されるようになってきたわけです。