メールカウンセリング関連コラム

欲求

メールカウンセリングにおいて人間とは、ひとことで言えば、”欲求の体系”です。人間には、自覚の有無を問わず、ああしたいこうしたいという無数の欲求が内在しています。まばたきをしたのは、眼球を保護しようとする欲求。眠くなって寝るのも欲求です。寝るのも寝ないのも、話すのも黙るのも、泣くのも笑うのも欲求とその充足活動です。どんなに起きていたくても眠ってしまえば、やはり寝たかったのです。

言うまでもありませんが、欲求はすべてが充足されるわけではありません。内在する無数の欲求には、相容れずに共存するものもあります。やせたいのに食べたい。あちらを立てればこちらが立たずです。相いれない欲求に折り合いがつけられる、落としどころが見つけられるようになることは、メールカウンセリングのはたらきのひとつです。

また欲求は、すべてが自覚されるわけではなく、とりわけ感情の発露となる心理的欲求は、自分の言動を振り返ってはじめて自覚される場合が少なくありません。なんでいらいらしているのだろう。なんでこんなに寂しいのだろう。そこに、自覚されていない欲求が、願いが宿っているのです。気づいていない自分の欲求に気づけることも、メールカウンセリングのはたらきのひとつです。