メールカウンセリング関連コラム

メールカウンセリングにおける自己・自分

メールカウンセリングにおいて、「自分」と「自己」は明確に使い分けます。だいたい、”本音と建前”の本音のわたしが自己、建前のわたしが自分です。

人間は、夫に対して妻、親に対して子、男に対して女というように、対になるさまざまな立場にあります。親であるわたし、妻であるわたしなど、さまざまな立場にあるわたしは「自分」です。

そして「自己」は、「自分」を統括しています。自己はコントロールセンターとして、さまざまな立場にあるわたし、すなわち妻としてのわたし、母親としてのわたしなど、それぞれ状況に応じて自分を切りかえ使い分けています。同じ人間が、夫の前と子どもの前とでは、言葉遣いも振る舞いも違うのはそのためです。さらに自己は、使い分けられる自分のありかたについても統括しています。最近、子どもの面倒にばかり追われているので、少しは夫と二人で過ごしたい。子どものころの自分を思い出し、親としての自分を反省する。というぐあいです。自己は親としての自分と、子としての自分を結びつけたり影響させたりして統括しているのです。

メールカウンセリングでは、自己を主に吟味の対象とします。充実した人生とか、豊かな人間関係というのは、親子、兄弟、夫婦、師弟、同士などの関係が、より多様に、阻害なく機能し、適切に使い分けられていることです。つまり、自己が柔軟で幅広く機能していることです。